次期CS参入、5社連合が発表――スカパーと2大勢力に。
 
三菱商事、日本テレビ放送網、日本衛星放送(WOWOW)、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズの5社は18日、来年後半に始まる次期CS(通 信衛星)デジタル放送に参入すると正式発表した。番組を提供する放送事業者と契約し、番組送出や料金徴収を代行するプラットホーム事業を手がけ、現行のCS放送で独占するスカイパーフェクTVに対抗する。
 三菱商事など5社は新会社ワン・テン企画を11月中旬に設立。資本金は4億円で、出資比率は三菱商事35%、日テレとWOWOWが各25%、NTTコム10%、ドコモ5%。
 一方、TBSとWOWOWは同日、次期CSの放送事業者としての認定を郵政省に申請した。TBSはリクルートなどと組んで放送事業者としての認定を申請。認定後に共同出資会社を来春にも設立。資本金は7億5千万円で、TBSが30%、三井物産とリクルート、電通 などが各10%出資する。WOWOWも全額出資子会社の「CSプロジェクト」(資本金1億円)で認定を申請した。

2000/10/19
日本経済新聞
朝刊11面


次期CS放送、WOWOWとTBSも申請。

 TBSと日本衛星放送(WOWOW)は18日、それぞれ異業種企業と組み、次期CS(通 信衛星)デジタル放送に参入するための放送事業者としての認定を郵政省に申請した。TBSの申請で民放キー局5社が出そろった。
 TBSはリクルート、三井物産などと組み申請した。認定が下りれば共同出資会社「シー・ティー・ビー・エス」(仮称)を来春にも設立する。資本金は7億5千万円で出資比率はTBSが三〇%、三井物産とリクルート、電通 、TBSのBS(放送衛星)デジタル放送子会社、ビーエス・アイがそれぞれ10%ずつ、など。WOWOWは全額出資子会社の「CSプロジェクト」(資本金一億円)で申請。認定が下りれば富士通 、東芝、日立製作所、松下電器産業などから出資を受ける予定。

2000/10/19
日経産業新聞
5面